不眠症は病気なのか

不眠症は病気なのか

不眠の悩みを抱えている人は、日本人の5人に1人と言われています。24時間活動型の都市部を中心に生活時間帯は どんどん遅くなり、睡眠時間は削られる一方です。現代ほど不眠に悩まされている人が多い時代は、人類史上かつてありませんでした。


不眠症は病気ではない

睡眠不足が何日も続くと、熟睡感を得ることができず、疲労も回復しないので、 日中に強烈な眠気に襲われます。こうした状態になると、日中の仕事の作業効率や判断力が著しく低下し、 ミスや事故の原因となります。さらには、高血圧、心筋梗塞、肥満、糖尿病などの他の病気を引き起こす原因にもなってしまいます。

不眠症という言葉は広く世間に認知されていますが、実は「○○という状態を不眠症と呼ぶ」といった統一した 正式な医学的基準があるわけではありません。一般的指標として、寝つきが悪い状態や夜中に目が覚めるなどして 眠りが持続しない状態が1ヶ月以上続いた場合などには、不眠症であると言っていいでしょう。

ほとんどの人は不眠症は病気の名前だと考えているようですが、不眠症は病気ではありません。 一般に、不眠症は「心身の疲労などにより、十分に眠れない状態が続く病的状態」と定義されています。 不眠症とは、何らかの原因によってよく眠れないことを悩んでいる状態、つまり「症状」を指す言葉であり、決して病名ではありません。